阿部早希子 Sakiko ABE –soprano-
東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。イタリア政府給費奨学生及び L. アルヴィーニ奨学金、F. セメンツァ奨学金など数々の奨学金を得て渡伊。ミラノ市立音楽院歌曲科並びに古楽バロック唱法科、ピアチェンツァ国立音楽院歌曲科修士課程をそれぞれ首席 にて卒業。
第75 回日本音楽コンクール入選並びに岩谷賞、伊・V・ブッキ国際現代音楽コンクール第2位、伊・コネリアーノ国際歌曲コンクール第3位並びにベスト・デュオ 賞、伊・パルマ・ドーロ国際音楽コンクール第3位及び‘900年代音楽賞’など数々の賞を受賞。
ミラノを中心にイタリア各地にて数々のソロリサイタルに出演する他、マッジョーレ湖<ウンベルト・ジョルダーノ・フェスティバ ル>、アオスタ<国際オルガンフェスティバル>、コモ湖<ベッラージョ国際現代音楽フェスティバル>など数々の音楽祭に招聘される。また宗教曲のソリスト としてバッハ:カンタータBWV51、BWV209、マニフィカット、クリスマス・オラトリオ、ヴィヴァルディ:グロリアミサ、モテットNulla in mundo pax sincera, ボッケリーニ:スターバト・マーテル他、イタリア各地にて数々の公演に出演。
オペラ出演としては、イタリア各地にてプッチーニ:<ジャンニ・スキッキ>、ペルゴレージ:オペラ<奥様女中>主演、カヴァッリ:オペラ<ラ・カリスト>(Giove in Diana 役)、パーセル:オペラ<ダイドーとエネアス>主演、ペーリ:オペラ<エウリディーチエ>主演、ヘンデル:オペラ<アリオダンテ>にジネブラ役、ヘンデル:カンタータ<クローリ、ティルシ、フィレーノ>クローリ役など。
またフランス・モンペリエ・オペラ座Opéra comédie で開催されたフランス国営ラジオ局Radio France フェスティバルにてLa Venexiana 公演、カヴァッリ:オペラ<アルテミジア>に準主役で出演しその模様は仏・ラジオ局Radio France 及び伊・ラジオ局Radio3 にて生中継された。
中世から現代音楽まで幅広いレパートリーに渡る演奏活動をしている。
2014年に帰国後、ALMレコーズより<A.ステッファーニ:2声のための室内カンタータ集>が発売され、レコード芸術誌特選盤、読売新聞推薦盤、音楽現代推薦盤に選出された。
また2014年12月に東京・白寿ホールでつのだたかし氏と共演したリサイタルは朝日新聞、音楽の友、オン・ステージ新聞など各誌で絶賛され、2015年2月には朝日新聞紙上にてインタビュー記事が掲載された。
2015年4月、東京春音楽祭にてつのだたかし氏と再共演。
2016年4月、東京春音楽祭にてR.エガ―指揮による紀尾井シンフォニエッタと共演。
また、10月には日伊修交150周年記念 モンテヴェルディ:歌劇<オルフェオ>エウリディーチェ役にて出演。(ジャパン・オルフェオ)
中世からバロック、イタリア近代歌曲、フランス近代歌曲、および現代音楽まで幅広いレパートリーに渡る演奏活動をしている。
声楽を小宮順子、高木浩子、後藤寿子、B.M.カゾーニ、バロック唱法をR.バルコーニの各氏に師事。コンセール・C 、日本イタリア古楽協会会員。