谷本綾香 Ayaka Tanimoto
メゾソプラノ /Mezzo-Soprano
17歳より声楽を始める。2005年 英国王立音楽大学(Royal College of Music)声楽専攻に入学。
2007年より2年間に渡り三重県海外留学生奨学金を受ける。2009年7月 英国王立音楽大学学士
課程を修了。2011年7月 英国王立音楽大学大学院を修了。大学院進学に際し岡田文化財団より
助成を受ける。2012年9月より英国王立スコットランド音楽院オペラ研修所(Royal Conserva
toire of Scotland Alexander Gibson Opera School)に奨学生として選ばれ、王立スコットラン
ドオペラハウスの指揮者やコーチの下で2年間の研修を受ける。2014年7月にオペラ研修所を修
了後、英国ロンドンを中心にオペラ歌手として活躍中。オペラのレパートリーは20役を超え、
モーツァルト作曲「コジ・ファン・トゥッテ」のドラベッラ、「フィガロの結婚」のケルビーノ
、シュトラウス作曲「ばらの騎士」のオクタビアン、ビゼー作曲「カルメン」の主役などを演じ
、いずれも好評を得る。2012年夏はイギリスのLongborough Opera Festivalにて「魔笛」に出演。
この公演について、バーミンガムポスト新聞社のクリストファー・モーリーに「谷本綾香の舞台
上における存在感は、私の記憶に残る限り最も魅力的であった」と批評される。2013年夏には、
ロンドンのピーコックシアターにてBritish Youth Operaのメインキャストの一人としてデビュー。
2014年1月に主役を演じた、モーツァルト作曲の「皇帝ティートの慈悲」では、「今宵の歌の栄
誉は、忘れがたい美しい歌声と卓越した舞台度胸で、あくまでも自然にいともたやすくモーツァ
ルトを演じきった日本人メゾソプラノ谷本綾香に贈られた」と批評された。またロンドンのオペラ
・ホランドパークやフランスのオペラ・ドゥ・ボージェの専属オペラ歌手として活躍中。オペラ
以外にもソロや室内楽のコンサートをイギリス、日本各国で行っている。
2012年7月京都青山音楽記念館に於いて「(財)青山財団助成公演 谷本綾香メゾソプラノリサイタル~CORAZON~」を開催。その後~CORAZON~をシリーズとして、毎年日本でツアーを行っている。今までに日本国内各地で7公演開催。 2012年7月東京白寿ホールに於いて谷本綾香メゾソプラノリサイタル~CORAZON~を開催した際には、雑誌「音楽の友」に『爽やかな美声と冴えた音楽観に感じ入った一夜』と岸純信氏より批評される 。ソロ活動以外にもデュオをスペインのギターリスト、ホセ・マリア・ガジャルドと組み、クラシックとフラメンコ音楽のフュージョンに挑戦している。2014年9月に日本でツアーを行い、11月にロンドンの大和文化財団と日本大使館にてコンサートを行っている。2011年7月ロンドンで行われた第三回International Ernest Bloch Competition で優勝を始め、第15回みえ音楽コンクール声楽部門 大学・大学院生の部 第一位、第19回日本クラシック音楽コンクール 全国大会 一般の部 第三位(一位、二位該当者なし)など数々の賞を受賞今までにMargaret Cable, Patricia Rozario OBE, Kathleen Fergusonに師事。 2014年よりギターリスト、ホセ・マリア・ガジャルド氏とのプロジェクト”Alma Espaola en Japn”を開始し9月より日本でコンサートツアー、11月にはロンドンの日本大使館において日本スペイン交流400周年記念事業の一環としてSakura Variationのプレミアコンサートがスペイン・日本大使館の共同で開催でされる。同時にGreen Park Youth Concertと名付けられたコンサートシリーズで期待の若手音楽家として谷本綾香が紹介された。